毎朝同じ時間に
同じ道で落ち葉を掃き掃除しているおじいさん二人。
同じ道で同じ速さで歩きながらたばこを吸っているサラリーマン。
同じ駅の同じ電車の同じ車両から降りてくるおじいさん。
同じ電車の同じ車両の同じ位置に立ってスマホを見ているおじさん。
同じ駅で乗って、同じ駅で降りるお姉さん。
同じ方向に向かって出勤していく黄色と黒のはとバス。
同じ信号をまがってくる幼稚園のバスに乗ってる眠たそうな女の先生。
同じレンタサイクルで毎日同じ方向にむかってこぐ、きっと通勤途中の女性。
同じ横断歩道で同じ黄色い交通旗をかざすPTAのお母さんお父さん。
そんな毎日の風景を毎日同じ時間に見ている私。
毎日同じようにみえるけど、考えていることや思っていることは毎日当然変わって、季節も当然変わって、少しずつなにかは違っている。
世界がやさしいなぁと思う幸せなときもあれば、世界なんか今終わってしまえばいいのになんて思う悲しいときもあって。 みんなそうなんだよな。
少しずつ変わる気持ちと季節の中で、そんな風景を見られる変わらない今日があることに安心する。
ふと、そんなことを思った今朝。